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2010年5/18-6/6 スペイン&ポルトガル旅行(5/30) [出来事]


2010/05/30

00000001a.jpgブエノス・ディアーース、今日もホテル Hotel Cal Llop に宿泊なので朝から洗濯。素敵なバルコニーが物干し場所になりました・笑。今日は日本でお客様十数名と飲んだポルタル・デル・モンサンとポルタル・デル・プリオラートという二つのボデガを所有するアルフレード・アリーバス氏とプリオラートのグル(教祖)ルネ・バルビエ氏を訪問します。今日もとても良い天気です。

洗濯、朝食を済ませ、10時過ぎにホテルまでアルフレード・アリーバスさんが迎えに来てくれ、早速D.O.モンサンにあるボデガに向かって出発しました。30分ほどでポルタル・デル・モンサンに到着。古い協同組合の建物を購入し、内部を大改造し素晴らしいボデガに再構築されているのです。写真のテイスティングルームも素敵ですよね。

じつはアルフレード・アリーバスさんは二つのボデガのオーナーとは別の顔を持っているのです。アルフレードはカタロニア出身で『建築都市バルセロナの異才』と呼ばれるスペインを代表する建築家なのです。日本でも福岡の "ホテル・イルパラッツォ" や香川の "丸亀美術館" などたくさんの設計も手がけている人物なのです。

だから建築関係はお手の物なのです。外壁は古い協同組合時代の建物ですが、中に入ると建築家らしい合理的な素晴らしいボデガになっているのです。

00000001b.jpg

重力でワインを移動できるようにつくられている、素晴らしいボデガなのです。
到着後早速、3つのワインをテイスティングしました。

まずは昨年、新たにデビューしたワインたち。カタルーニャの古い樹齢の良質な畑を開拓、爽やかで活き活きとしたコストパフォーマンスの高いワインをプロデュース。その名は "サンテス" 、白、ロゼ、赤の3つがあり、どのワインも非常に美味しくお買い得なワインです。日本ではあまり売れないので購入しませんがロゼは特に人気商品だとアリーバスさんは言っていました。

DSC01249.JPG3つのワインのテイスティングが終わり、他のワインのテイスティングはあとにし、D.O.モンサンとD.O.プリオラートの畑を見に行くことになり、アルフレードさんの車で出発。さすが資金力があるので素晴らしい畑を購入できていますよね。ボデガにとって畑は命ですからねぇ。アルフレードさんも素晴らしい畑が入手できなかったらここまで良いワインはできなかったと話してくれました。

写真の畑はポルタル・デル・モンサンのスペシャルキュヴェのトロッソスをつくるためのガルナッチャの超古樹で、もう百年は余裕で超えているとのことです。このような素晴らしい葡萄樹をたくさん所有しているのですからワインも素晴らしいはずですよね。

私はすごく誤解をしていたのですが、世界的にも有名な建築家のアルフレードさんはオーナーとして資金を提供し、腕の良い醸造家にワイン造りを任せているのだと思っていたのですが、ぜんぜんそうではなく、アルフレードさん自ら畑やボデガに出て、建築の仕事同様全力でワイン造りを行っているのです。感激っ!
この畑にはビッグ・ママと呼ばれる超古樹のガルナッチャがあり、このガルナッチャからセレクション・マサルで新たなる葡萄樹を増やしているそうです。

そしてD.O.モンサンからD.O.Ca.プリオラートへ。やっぱりアルフレードさんの畑もとんでもないところにあります。ワイナリー和泉屋が輸入するボデガの畑はみんなとんでもないところにあります。まぁ、これが美味しいワインができる一番重要なことなのでしょうが・・・。

00000001.jpgアルフレードさんはガルナッチャ、カリニェナという主の部分の葡萄をとても大切にしていますが、他のつくり手と違い補助品種にも非常に力を入れ研究しているそうです。『ハルヒコ、この樹はなんだと思う? イタリアのアリアニコなんだよ』と笑っていました。本当にいろいろな葡萄品種を植え、研究しているそうです。

しばらく畑を歩き、ポルタル・デル・プリオラートのボデガへ。このボデガのデザイン、凄いんです。屋根一面にこの地の石が敷き詰められていて山の上から見るとどこがボデガかわからなくなっているのです。こった造りですよね。

早速、ボデガ内の樽熟古で樽からのテイスティング。
いろいろなモノバラエタルのワインをブラインドでテイスティング。

00000001.jpgポルトガルのトリガ・ナショナル以外は当たってしまい、アリーバスさんから『素晴らしいテイスターだっ』といわれちゃいました。本当にまぐれで当たっただけなのです。。。そしてテイスティングルームで2008年ヴィンテージのテイスティング。
コメントした内容がツボにはまったらしく、さらに印象アップ。少し気むずかしそうだったアリーバスさんの顔にも笑顔がたくさん出るようになり、より楽しいテイスティングとなりました。

そしてポルタル・デル・モンサンへ再び移動。ボデガ内を見学、そしてポルタル・デル・モンサンの樽からのテイスティング。
ポルタル・デル・モンサンは伝統を、ポルタル・デル・プリオラートは革新を旗印にワイン造りを行っているのですがポルタル・デル・モンサンの樽からのワインはかなりきつい味わいでした。でも、これが美味しくなるんだよなーーーー。


DSC01276.JPGポルタル・デル・モンサンのテイスティングルームで次ヴィンテージのワインのテイスティング。最初はサンブル・ブランコ2009、最初からうっとり、2008年よりもさらに美味しくなっていますぅ。凄い、凄い、本当に美味しいぞー。

途中からプリオラートのボデガ、サオ・デル・コステルのオーナー、フレディさんも合流、ブル・ベリー、ブルヌス、サンブル・カリニェニャ・ヴェレスを飲み、大感激。
本当に進歩していますねぇ。ポルタル・デル・モンサン、ポルタル・デル・プリオラートともに素晴らしいワインです。

フレディさんもアルフレードのワインは本当に素晴らしいとコメントしていました。
そして最後はスペシャルキュヴェのトロッソスの2ヴィンテージ。アルフレードさんはプライドが高く、他のワインと比べられることを嫌がります。

以前、白のトロッソス2007を飲んだときにアメリカのカルトワイン、シン・クワ・ノンのブーツに似ていると感じたのですが、まぁ、アメリカのワインだから怒られないだろうと思いアルフレードさんに『トロッソス・ブランコはシン・クワ・ノンのブーツというワインに非常に味わいが似ている』と告げると、アルフレードさんは満面の笑顔になり、『じつは私が目指しているワインはシン・クワ・ノンなんだ』と大喜びしてくれました。この一言でさらにアルフレードさんと仲良くなっちゃいました・笑。

DSC01279.JPG素晴らしいポルタル・デル・モンサンのワインたちをゆっくりテイスティング。では昼食に行こうと近所のホテルまで徒歩で移動。到着するとホテルの庭の大きな木の下に素敵なテーブルがセットされていました。こういうのもとっても良いですよね。生ハムや魚料理など美味しいアルフレードさんのワインで楽しみました。

この頃には本当に仲良くなっていて7月に東京に遊びに来てくれることになり、またまた感激!本当に楽しい時間を過ごしました。じつは上海万博においてスペインのプレゼンテーション 『25の偉大なるワインたち』にサンブル・ブランコが選ばれ、それで上海に行く前に日本によってくれるとのことなのです、こちらもとても楽しみです。


ちょっと昼から飲み過ぎ状態です。ホテルのある村に拠を構えるフレディさんがホテルまで送ってくださるとのこと、スペイン人って本当に良い人がいっぱいです。またまた、飲み過ぎのため、グル、ルネ・バルビエさんに待ち合わせ時間を遅らせてもらいホテルでシエスタです。


DSC01287.JPG一休みしたあと、日差しも少し弱くなった4時、プリオラートのグル(教祖)と皆から呼ばれるルネ・バルビエさんが愛車の4輪駆動(三菱)で迎えに来てくれました。
プリオラートのクロス・モガドールには何度かお邪魔しておりますがルネ・バルビエさんとは一度もお目にかかったことがなく、いつも息子さんに案内してもらっていました。

今回はクロス・モガドールとは別のモンサンで行っているプロジェクト、エスペクタクルの畑がどうしても見てみたく、なんとかルネ・バルビエさんにお会いしたいとお願いし、実現しました。

4輪駆動の中にはクーラーボックスが入っており、エスペクタクル2007をデキャンティングして入れてあるとウインクしてくれました。

すげぇーーーーーー、ルネ・バルビエさんとエスペクタクルの畑でエスペクタクルを飲むんだぁ、これは凄いぞっ。

DSC01288.JPG車で移動、舗装道路から山道に。狭い山道をどんどんどんどん登って行った先、突然、目の前の視界が開け、驚くとその下の急斜面に広がる畑がエスペクタクル畑でした。その畑から見る景色はまさに壮観で、ここに訪れた多くの方が口にした『エスペクタクル~』をそのままワイン名にしたそうです。この恐ろしいほどの急斜面に樹齢100年を超えるガルナッチャが植えられていて、ここから収穫される葡萄のみからエスペクタクルはつくられるのです。

このエスペクタクル、ファーストヴィンテージをリリースしたとき、ロバート・パーカー
には評価して欲しくなく、まずはスペインの有名ソムリエに話をして秘密裏に販売を開始したそうです。そして海外も、やはり有名ソムリエに直接話をし、販売をしたと話してくれました。


あるときカナダのレストランでロバート・パーカー氏がこのエスペクタクルを飲んでしまい、99ポイントをつけてしまい問い合わせに追われたそうです。もう今ではスペインを代表するワインの一つで、スペインの有名ワイン専門誌シバリタスでは『歴史に残る1本』と大きく取り上げられました。

DSC01303.JPGつい最近、発刊されたロバート・パーカー氏主宰ザ・ワイン・アドヴォケイトでもピングスの99ポイントに次ぐ98ポイントを獲得しました。98ポイントの5つのワインの中で一番低価格(165ドル)はこのエスペクタクルでした。本当に素晴らしいワインなのです。

ここエスペクタクルの畑、凄すぎます。百年を超える樹齢のガルナッチャも貫禄十分です。この高所にある急斜面という最悪の環境だからこそ素晴らしい葡萄が栽培されるのでしょうね。ルネ・バルビエさんはボデガにいるよりも私は畑にいる方が幸せなんだ。だから醸造は息子に任せているだと笑って言っていました。葡萄樹をよく見ると写真のような杖をついてるように補強されている葡萄樹がとても多く、その樹齢の高さを本当に感じます。

 

農機具などを入れておく小屋からテーブルと椅子を出し、バルビエさんお手製の煎ったアーモンドをつまみにエスペクタクル2007を飲みました。バルビエさん曰く、『このワインはデキャンティングしてバラの香りが立ち始めたら美味しくなった合図だから飲み始めて欲しい』と。 なんか素敵ですよねぇ。

00000001d.jpgプリオラートのグルといわれるルネ・バルビエさんとこの壮観な景色を見ながら飲む最高のスペインワイン、エスペクタクル。
なんて贅沢なんでしょう、最高に幸せでした。遠くを見るとピレネー山脈が。バルビエさんは『こんなに綺麗にピレネーが見えたのは初めてだ。エスペクタクルを大事に販売しているハルヒコのお陰かな』と素敵な笑顔で言ってくれました。

あたりは真っ暗になり、素敵な宴は終了。
ルネ・バルビエさんにホテルまで送ってもらい、この日はビールをグビッと飲み、就寝。

今日も最高な一日だったなぁ。

 


 


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